TABLE / DESK
テーブル/デスク
名作家具
食事の場所として、家族や友人との語らいの場として、そして勉強やワークスペースとしても使える機能性と、
愛着の湧く優れたデザイン性を併せ持つ名作をセレクトしました。
Cassina
- LC6
ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアン
ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンによるLCシリーズの名作テーブル。1928年に発表されたこのLC6は、当時の飛行機に使われていた楕円断面の金属パイプを採用したことから、“タブルー・デ・アビヨン(飛行機部品によるテーブル)”とも呼ばれています。楕円断面のパイプよって、見る角度によって表情がかわるのもLC6の魅力です。天板を支える4本の細い支柱は、最大50mmの高さが調整できるアジャスター機能を備えています。天板は15mm厚のクリアーガラスのほか、オーク材や大理石も選択可能。
天板の色と素材の選択によって表情が変わるため、チェアとのコーディネートの幅も広がります。サイズはW1700mm×D750mmとW220mm×D850mmの2タイプ。高さはいずれも690~740mmとなります。
photo credits : DePasquale + Maffini
Lc6 table designed by Le Corbusier,
Pierre Jeanneret,Charlotte Perriand
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photo credits : DePasquale + Maffini
Lc6 table designed by Le Corbusier,
Pierre Jeanneret,Charlotte Perriand
arflex
- LIAM IRON
- リアム アイアン
CR&S RIVA 1920
イタリアの古くから木工業が盛んな街カントゥで1920年に創業したリーヴァ1920。無垢の家具づくりを得意とするメーカーで、最近ではパトリシア・ウルキオラやミケーレ・デ・ルッキといった著名な建築家、デザイナーとのコラボレーションでも注目を集めてます。現代建築に馴染み、木の豊かな風合いを味わえるのが同社のプロダクトの特徴です。2015年に発表されたリアム アイアンは、同社のオーナーであるマウリツィオとダヴィデのリーヴァ兄弟がデザインを担当。カンティレバーと呼ばれるアシンメトリーな片持ち式の脚によるダイナミックなフォルムが魅力です。重厚な無垢の天板とスチール製の脚という、異素材の組み合わせが圧倒的な存在感を放ちます。このほか、脚部にも無垢材を使用したバージョンも用意されています。
Cassina
- BOBOLI
- ボボリ
ロドルフォ・ドルドーニ
ミラノ出身のロドルフォ・ドルドーニは、工業デザインのみならず、展覧会の会場構成や建築デザインなど幅広い分野で活躍するデザイナーです。アルテミデのガラスコレクションをはじめ、数々の家具メーカーのアートディレクションも手掛けています。ボボリは彼が2007年に発表したテーブルシリーズ。まるで彫刻のような美しさを放つツイストした金属プレートのベース部分は、ドルドーニとカッシーナの共同開発によって誕生。独創的なフォルムは、足元をねじれた反射によって明るく照らすという効果も狙ったものだそうです。2016年に仕様を新たに生まれ変わり、サイズ6種類、シェイプ3種類、ベースの仕上げ4種類、天板の仕上げ9種類を組み合わせ、合計100通り以上の中からお選びいただけます。
arflex
- MEDUSA
- メデューサ
C.O.D
放射状に広がった力強い4本の脚が印象的なこのテーブルは、アルフレックスジャパンの創設者である保科正がサイパン島に設立したデザインチームであるC.O.D(CORAL OCEAN DESIGN)の作品です。同チームを率いるのは、長年アルフレックスジャパンの製品デザインを手掛けているプロダクトデザイナーの藤戸琢也。時代が移り変わっても大切に使われるものを創造するという同チームのセオリーに基づきデザインされたこの円形テーブルは、座る人数や場所を限定しない、軽快で使い勝手の良さが特徴です。リビングダイニングに設置しやすいサイズ感も魅力。バランスの取れた脚部の質感と広がりが、安定感をプラスしています。サイズは、天板が1100φと1200φの2タイプ。材質はホワイトオークとブラックウォールナットの2種類から選ぶことができます。
Molteni &C | Dada
- DIAMOND
- ダイアモンド
パトリシア・ウルキオーラ
スペインのオビエド出身のパトリシア・ウルキオーラ。カスティリオーニやマジストレッティなど、20世紀の巨匠たちの事務所で研鑽を積んだ後、ミラノを拠点に活動する注目の女性デザイナーです。1934年に創業したイタリアの老舗家具メーカーであるモルテーニ社とのコラボレーションで誕生したダイアモンドは、アルミでできうる最高技術を取り入れ誕生したテーブルです。1mmのアルミ板を折り曲げることで生まれた面が、まるでダイアモンドのカットのような美しい輝きを放つ脚部が特徴。強度を保つため、脚部の内部にはウレタンが注入されています。天板は正方形と長方形の2タイプ。ガラスの天板とシャイニーアルミニウムもしくはグロス仕上げの脚部の組み合わせのほか、大理石の天板と銅色仕上げのフレームを採用したタイプも選べます。
Vitra
- Coffee Table
- コーヒー テーブル
イサム・ノグチ
20世紀を代表するアーティストの一人であるイサム・ノグチは、彫刻や造園、作庭で有名ですが、家具も数多く手掛けています。そのなかでもイサム・ノグチ自身が最高のデザインと考えていたのが、この「コーヒー テーブル」です。もとはニューヨーク近代美術館の館長の自邸用にデザインされたものが原型となっています。その後、1948年に当時のハーマンミラーのデザインディレクターを勤めていたジョージ・ネルソンの依頼によってデザインが改良され、現在のスタイルになりました。19mmと厚いガラス天板を2つのL字形のパーツで支える様子は不安定に見えますが、天板とパーツを直角に配することで高い安定感を実現しています。1949年にハーマンミラーによって製品化されましたが、2003年からスイスのヴィトラにライセンスが移管されています。
Herman Miller
- Nelson Swag Leg Desk
- ネルソン スワッグレッグ デスク
ジョージ・ネルソン
アメリカの有名家具メーカーであるハーマンミラーのデザインディレクターを長く務め、数々の名作を世に送り出してきたジョージ・ネルソン。彼が1958年に発表したスワッグレッグシリーズは、デスクのほか、ワークテーブル、円形のダイニングテーブル、長方形のダイニングテーブルで構成されています。シリーズの名称である“スワッグレッグ”は、金属製のチューブに圧力をかけ、先を細くしながらカーブさせる“スウェージ(swag)”という脚部の加工法にちなんで付けられたそうです。カラフルな仕切り板の棚が印象的なデスクは、ラップトップコンピューターやモバイル端末を置くのにピッタリなサイズ。デスク上の棚も、細々とした道具を手近に整理しておくのに便利です。引き出しも2つ付いておりコンパクトなサイズながらスッキリ使える点も魅力です。
Vitra
- Compas Direction
- コンパス ディレクション
ジャン・プルーヴェ
アール・ヌーヴォの中心地、フランスのナンシーで1901年に生まれたジャン・プルーヴェ。建築家でありデザイナーでもある彼は、木よりも強度が高く重い金属を用いた家具づくりを得意としていました。家具以外にも、レターオープナーからドアや窓の部品、照明、プレハブ住宅、建築モジュラーシステムまで、彼の作品は多岐に渡ります。1953年に発表された「コンパス ディレクション」は、彼の代表作のひとつ。その名の通り、コンパスの針に見立てたシャープでエレガントに広がるスチール製の脚が特徴です。オイル仕上げのソリッドウッドを用いた天板との大胆なコントラストが、ホームオフィスの空間を魅力的に演出してくれます。幅1250mm、奥行き600mmという使いやすいサイズとスッキリ壁付けできるフォルムによって、さまざまな空間にフィットします。